【Jリーグ全チーム】2020シーズン決算各種ランキング(柏、湘南、磐田以外)

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チーム人件費

チーム人件費ランキング

チーム人件費のランキングは上図の通りです。

率直にいって「そうですか」という感想です。チーム運営面では、売上高(営業収益)人件費率が健全経営の一つの目安です(ヨーロッパではビッグクラブが人件費率が70%だったりするところもあり、問題視されています)。このため、売上高人件費率もまとめてみました。

売上高人件費率

当然ながら、コロナ禍という特殊な状況であることが大前提になります。しかしながら、その中でも50%程度を維持しているチームは立派です。また、全体的にJ2、J3のチームのチーム人件費率が低い理由は、限られた予算の中、もともと法人として稼働するために必要な管理部門の人件費が優先されるため、元々選手の人件費が低く設定していることが要因と考えています。

更にですが、チーム毎に人件費が妥当なのかという観点で、勝ち点1あたりのチーム人件費を下表の通りまとめてみました。

勝ち点1あたりの人件費

概ね、下位(割高)のチームは各カテゴリのビッグクラブ臭のするクラブが並んでいます。そうした中で、それなりの人件費を払っても、しっかり勝ち点を稼いだC大阪(34百万円)、川崎(37百万円)などは上位にランクインしています。

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自己資本比率

自己資本比率ランキング

これまで、概ね自己資本比率の平均は30%程度ですが、コロナ禍でそれ以上を維持出来ているクラブは大したものだと思います。注視すべきは、自己資本比率が1ケタ以下で、しっかりとした親会社がないクラブです。ライセンスに関わる重要な部分として、債務超過となったクラブの債務超過額は以下の通りです。

債務超過クラブの債務超過額

各クラブ債務超過解消はできないことはないサイズの金額であるという印象です。債務超過額が小さかったり、親会社があるクラブはすぐになんとかできそうですが、比較的鳥取(158百万円債務超過)と鳥栖(693百万円の債務超過)はなんとかなると思いますが、少しだけ大変そうです(YS横浜はやはり謎)。

なお、福岡の債務超過は解消済みです。

以上、速報でした。

コメント

  1. […] 営業収益は、1,229百万円と前期比18.7%減少となりました。J2全体でいうと21クラブ中(ジュビロは3月決算なので現時点で未公表)13位です。岡山や町田に抜かれ、山口や北九州の足音が聞こ […]

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